代表挨拶

 

みなさま、こんにちは

 

どりいみんぐは『共生』という理念を掲げ、1989年に女性を中心に障害を持つお子さんの学校の送り迎えなどのボランティア活動として始まりました。

その後、品川地域で障害者(団体)とのさまざまな交流の場をもうけてきました。”法整備”に応じてNPO法人格を取得し、障害者や高齢者の在宅介助(介護)を担う事業体として今日に至っています。

1989年といえば日本は”バブル経済”の最中、『共生』~共に生きる~というフレーズはまだ一般的に流布されていない時代でした。今日においては、『共生』の言葉は行政や政治の場でもふつうに通用され『ダイバーシティ(多様性)』や『インクルーシブ教育』の導入が課題となっています。聞きなれない方も多いかと思いますが、それらの言葉は市民社会の内実(内情)を映し出してもいます。言葉が先行し、内実が後から形成されてくることもままあります。現実にはまだまだ差別や排除がまかり通ってもいます。どんなに”法整備”されたところでそれはなくならないという人もいます。

 

私は”社会諸関係の総体”が人間を形成すると考えています。

性善・性悪ではなく”諸関係”が変われば人間も変わります。

 

人は誰も一人では生きていけません。共に生きるしかありません。

私達は少しでもその世界に近づけるよう努力は惜しまないつもりです。


      か  とう たかし

代表理事  加藤 孝

1958年 秩父市出身。法大卒。

品川区職員を経て2003年よりケアマネージャーとして2ヵ所の介護支援事業所を開設。

 

2014年よりどりいみんぐ代表理事に就任。現在に至る。